ペインコントロールは、愛情のひとつです
大阪の友達が、メリアルのともだち、0ちゃんを連れて、遊びに来ました。うちの病院で使っている、ペインコントロール、痛み止めの使い方や、飼い主さんの声・現場を、見に来たの。
うちでは、避妊手術で卵巣と子宮をとるとき・去勢手術で睾丸をとるとき・そのほかの外科手術・乳歯を抜くとき・歯石を取るとき・関節の病気・・・さまざまな病気で、前もって使います。
昔は、動物は痛くない、なんていわれていた時代もありました。でも、獣医学が進んで、いろいろ調べてみると、何も言わないけれど、血圧が上がっていたり、ストレスになっていたりすることがわかったのです。
ペインコントロールの勉強会も、あちこちで開かれるようになり、今、この薬を使っているところが、約70パーセントになりました。
動物たちの反応は?というと、飼い主さんいわく「病院から帰ってすぐ、いつものしぐさでのびをしたり、ねっころがったり、もっと早く手術すればよかった!」「歯の処置をしたとは思えない、普通に食べてくれたー」「歩き方も走り方も、普通で、こっちのほうが、ひやひやしちゃって」
時代がすすむと、人もそうだけど、我慢や忍耐が美徳とされていたころより、「それは逆にストレスになって免疫力を下げたり、治りが悪くなるから、痛いときはすぐ言ってね」、になって・・・後から生まれたほうが、お徳ですね?
今日手術した猫ちゃんも、「みけったら、けろってしていて、こっちが心配して損しちゃったー」動物たちにやさしい薬が開発研究されることって、ありがたいなあ、っておもいました。
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コメント
いいお薬ができて、動物たちも飼い主さんも安心できるようになって、有り難いなぁ。
言葉が喋れない分、私達が察してあげなくっちゃいけないことが、沢山あるよね。人も、動物も、
寄り添う気持ちが大事だね(^-^)
投稿: 撫子 | 2009年6月20日 (土) 01時25分
動物は痛くないって誰が言っていたの?
痛いに決まっているジャン。
藍ちゃんのところに来る動物は幸せだね。
今に動物たちから感謝状が届くよ。
投稿: 篠笛 | 2009年6月20日 (土) 04時40分
ペットの医学もいろいろと開発され進歩には驚きと感謝の気持ちです。m(__)m
我が家のニャンコも高齢で人間で言えば三匹とも70〜80才ぐらい、この夏を乗り切る為にエアコンを買い替えました。
ちょっと、出費は痛いですが、留守中に熱中症などにかかったら大変。
これから尚更暑くなるので注意ですね。
藍ちゃん達の病院でのアドバイスに心から感謝有難うです。
投稿: 霞 | 2009年6月20日 (土) 10時00分